CW信号をLOを用いてオーディオ信号へ

Waveform 1は、入力された7076kHzのCW信号が、7074kHzに同調された受信機によって、2kHzのIQ信号に変換されたものです。(実部のみが図には表示されています。)

LO(局部発振器)は、2kHzの信号を生成するように調整されます。Waveform 2は、乗算器出力をデシメーションした後の波形です。(赤が実部、緑が虚部、白が絶対値です。)信号は完全には直流になりません。何故ならば、各所に些細な不一致が存在するからです。

乗算器出力は、デジメーション比960 (= 192,000 / 200)でダウンサンプルされ、直流に非常に近い信号のみが得られます。

デシメーションの後、(ほぼ)直流の信号は40倍アップサンプルされて、毎秒8kサンプルの信号となり、400Hzのサイドトーンオシレーターの出力と掛け合わされて、毎秒8kサンプルの可聴信号が最終的に得られます。

この方法により、もし他のCW信号が+f Hzで存在していれば、あなたは、別の可聴信号を400+f Hzで聴くことができます。

この図は、LOを少し下方向に離調した場合を示しています。あなたは、少しより高いピッチのサイドトーンを聴くことになります。

これは、実際のCW信号です。QRMやQSBが存在するので、あなたは幸せでしょうか?

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