Raspberry Piによるディジタル信号処理能力の例として、デュアルウォッチ機能を実装してみました。
IC-7410からのオーディオ信号は、51タップのヒルベルトフィルタを用いて解析信号に変換され、さらに、300Hzの複素正弦波を生成するBFOによってダウンコンバードされます。変換された信号はオーディオ出力の左チャンネルに、そして、元の信号は151タップのBPFを通過した後右チャンネルにそれぞれ導かれます。
例えば、660Hz付近のシングルトーンを生成するために、954kHzのAM放送をIC-7410をCWモードにして受信します。左右のチャンネルは、それぞれ360Hzと660Hzの信号を示しています。
あなたは2つのピークを観測しますが、それぞれ、左と右のチャンネルからに由来しています。
const double bfo_freq = +300.0; double bfo_phase = 0.0; // double complex cbfo = cos(bfo_phase) - I * sin(bfo_phase); double complex cleft = cright * cbfo bfo_phase += bfo_delta; // sample[2*i ] = creal(cleft ); sample[2*i+1] = creal(cright);