Bug Keys (5)

bugkey10

今、6個の短点を送出しています。赤色のトレースは、短点の接点から得られた信号で、黄色のトレースは、FPGA内の簡単なデバウンス回路からのものです。

同じデバイスの中に、マークとスペースの長さを測定する回路を含ませることは容易です。

bugkey9

上の図に含まれる数値を読み取れば、あなたはRの短いスクリプトを書くことができます。

% R
> dat_v=c(1034, 883, 1028, 889, 1003, 923, 1053, 871, 1024, 901, 1048)
> barplot(dat_v, col=c("blue", "green"))

bugkey11

青色の棒はマーク(low)の長さに、緑色の棒はスペース(high)の長さに対応します。あなたは、マークとスペースとの比が1.0ではなく、さらなる調整が必要であることに、直ちに気が付きます。

バグキー (4) 汚れた信号

dirty1

dirty2

もし、あなたのバグキーが機械的に適切に維持されていないと、あなたは上の図に示すような汚れた信号を容易に得てしまいます。

あなたは波形を観測しなくても、何かが変だと気がつきます。なぜならば、このような場合には、例えばサイドトーンが非常に不快に聴こえるからです。

dirty3

短点の接点を少しクリーニングすると、多少良くなった信号を得られますが、マークとスペースの比率が正しくありません。何故ならば、途中でギャップを決めるスクリューを触ってしまったからです。

dirty4

ようやく、波形がそれらしくなりました。しかし、私はこのようなことを再現性良く行う方法を未だ知りません。

http://www.vibroplex.com/techdocs/original_bug_adjustments.pdf

バグキー (3)

bugkey6

現在のバウンスを除去する論理は完全からはほど遠いのですが、次のステップに進みましょう。

SignalTap IIを用いてキャプチャされた信号は、例えば、CSVファイルにエクスポートすることができます。従って、あなたはデータを種々の方法で加工することができます。

bugkey7

この波形は連続するドットの最初の8個(最後は不完全ですが)を示しています。

bugkey8

マークとスペースの長さがバーグラフとして表されています。1,000という値は、50mSに対応することに注意して下さい。

バグキー (2)

bugkey3

もし、あなたのバグキーをFPGAの入力ポートに繋ぐと、上の図に示したような信号を観測することができます。(図をクリックすると拡大されます。)

あなたは緑色の円で示したように、立ち上がり縁では必ずしもコンタクト・バウンスが無いことに気が付くでしょう。しかし、それを常に期待することは出来ません。また黄色の円で示したように、時々は比較的長時間のバウンスが起こることにも注意して下さい。

bugkey4

このようなバウンスを遅延をもたらすこと無く排除するために、簡単なロジックが用いられています。OUT_KEYという信号を見て下さい。

バグキー

blueracer2

当然のことながら、私たちは皆バグキーが好きです。しかしながら、この道具はその機械的な性質からくる困難さも備えています。

bugkey1

コンタクトのところで観測した、短点を3つ送出しているときの波形です。

bugkey2

最初の短点を、時間軸で5倍拡大したものです。

たくさんの回路が関与するので、あなたがサイドトーンとして聴くもの、あるいは、相手が受信機を通して聴くものは、このような波形のみからは正確に推定することは出来ません。しかし、疑いもなく重要なファクターの1つではあります。