SDRプログラムでAM復調

954kHzのAM放送局を受信しています。

もし、あなたがCW信号を復調できるのであれば、あなたは、AM信号もまた復調することができます。通常は700Hzとかのサイドトーン周波数を、ゼロHzにするだけです。

AMのキャリア成分が、ほぼ直流の成分となっていますが、これは、例えばHPFにより容易に取り除くことができます。

CW信号をデュアルウォッチ

同一のCW信号を、少し周波数のずれたLOで受信しています。

より高いピッチの音がオーディオ左チャンネルから、より低いピッチの音が右チャンネルから聞こえます。


これは、7011.058kHzと7024.991kHzの2つのCW信号を受信しています。

QRSなCQが左チャンネルから、QRQな会話が右チャンネルから聞こえます。

CW信号をLOを用いてオーディオ信号へ

Waveform 1は、入力された7076kHzのCW信号が、7074kHzに同調された受信機によって、2kHzのIQ信号に変換されたものです。(実部のみが図には表示されています。)

LO(局部発振器)は、2kHzの信号を生成するように調整されます。Waveform 2は、乗算器出力をデシメーションした後の波形です。(赤が実部、緑が虚部、白が絶対値です。)信号は完全には直流になりません。何故ならば、各所に些細な不一致が存在するからです。

乗算器出力は、デジメーション比960 (= 192,000 / 200)でダウンサンプルされ、直流に非常に近い信号のみが得られます。

デシメーションの後、(ほぼ)直流の信号は40倍アップサンプルされて、毎秒8kサンプルの信号となり、400Hzのサイドトーンオシレーターの出力と掛け合わされて、毎秒8kサンプルの可聴信号が最終的に得られます。

この方法により、もし他のCW信号が+f Hzで存在していれば、あなたは、別の可聴信号を400+f Hzで聴くことができます。

この図は、LOを少し下方向に離調した場合を示しています。あなたは、少しより高いピッチのサイドトーンを聴くことになります。

これは、実際のCW信号です。QRMやQSBが存在するので、あなたは幸せでしょうか?

CW信号をBFO無しでオーディオ信号に(2)

それぞれのVFO窓には、クロスヘアカーソルがあります。黄色の縦線は、どの信号を復調するかを選択し、水色の横線は、オーディオ信号を出力するか否かの閾値を調整します。

あなたが受信機を離調しようがしまいが、聴こえるのは常に同じ700Hzのトーンであることに注意して下さい。

CW信号をBFO無しでオーディオ信号に

これが、私のコントロール・パネルですが、音はどうなっているのでしょうか

これがあなたのスピーカーから出てくるオーディオ信号です。お馴染みの”5NN BK”ですね。

背景ノイズもなく、純粋な正弦波が聴こえることに注意して下さい。

配列self.sは、FFTされたIQ信号を含みます。そして、self.audio_dataは、700Hzの正弦波を。

さて、あなたはこのようなことが好きではないでしょうね。あなたは、きっとQRMとかQRNとか、その他諸々の電離層伝搬に関連する物事を愛して止まないので。